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Description

包種茶は豊富かつ多様な花の香りが特色で、その独特な軽発酵が製作過程における鍵であり、茶葉中カテキンの僅か8~18%が酸化されます。茶樹の品種は主に青心ウーロンで、現在市場に出回っているフラワーティーのほとんどが香料によって調製されたものであり、本物の花を使用し、複雑な工程によって繊細に薫製された真のフラワーティーを見つけることは既に至難の業となっています。しかしながら包種茶は自然無添加のフラワーティーと言え、その自然でほのかな花の香りは、静かにゆっくり嗅ぐことが必要で、一般の人工的に調製されたフラワーティーのように、熱湯を注ぐだけで人工的な香りが野蛮にも四方に広がるようなことはありません。

 

それもきっと、日本の皇太子裕仁親王が1923年に台湾を訪問された時に、初めて包種茶を飲んで、清々しく甘い香りと、飲み干した後も香りが長らく残ることを大いに称賛され、1929年に包種茶の創始茶師が亡くなった際に、昭和天皇がその功を称えて「白桜状」を表彰した所以なのでしょう。

 

包種茶の製作工芸は烏龍茶をベースとしているため、ウーロンの甘みを持っており、茶葉の焙煎と発酵技術を変えているため、フラワーティーの香りも兼ね備え、二者の長所を一身に纏っているのです。

 

包種茶の楽しみ方の一つとして、香りの探索があります。熱湯を急須に注ぎ入れ、お茶を湯呑に移し入れる時こそ、その香りを楽しむタイミングで、鼻の前で手を仰ぎ、じっくり香りの種類を嗅ぎ分ける人もいます。あるものは蘭の香り、あるものはジャスミンの香り、あるものは香りがふわっと広がり、あるものは少し恥ずかしがり屋です。お茶を口の中で転がすと、烏龍茶よりはさっぱりしていて、少し緑茶に近い感じがするでしょう。

種類:            半発酵烏龍茶

香り:            繊細かつ爽やかな花の香り ジャスミン 

                     蘭 ハナシ

                    ュクシャ  

味わい:        まろやかな甘み

外観:            線状型

茶湯の色:    深緑色

 

品種:            青心烏龍

産地:            坪林区 新北市

茶師:            鄭進哲

摘採期:        夏

栽培方法:    最少レベルの除草剤を定期的に検査

Pouchong  /  包種

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