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茶畑

 

  私たち一家五代に渡って受け継がれてきた茶畑は、坪林の主要山嶺の上にあり、高度は約600~800mです。四方を山脈が走り、緑の山々が連なって、霧に囲まれた茶畑は起伏に沿って広がっています。暖かな気候で湿度が高く、霧に包まれ、年平均降雨量3500~4500㎝と安定した降雨量であるため、土壌は有機質を豊富に含み、茶樹が育つには最良の環境となっています。さらに、北台湾の水質保護特定区内に位置するため、坪林区内は汚染が懸念される工業や観光施設の建設が一切禁じられており、毎日決まった時間内に、坪林区の外来車両数は800台以下に制限されるなど、坪林区の清らかな自然環境生態が保護されています。

 

坪林区は明治42年時には宜蘭県坪林支庁でありましたが、大正9年の廃庁置州により、台北州文山郡坪林荘が設置され、台湾最初の茶産地の一つとなりました。この5000人ほどの小さな村は、百年来お茶の栽培と製造を唯一の産業として、代々に渡って製茶技術を伝承し、さらに茶樹の栽培に適した最良の生長環境により、清々しい香りを特色とする最高級茶葉を産出しています。

 

一家は清朝より僻地でお茶の栽培を始め、150年に渡って製茶技術を伝承してきました。完璧な工程に従い、萎凋には十分な時間をかけ、放置して半発酵させます。季節ごとに異なる風味の茶葉が製造され、数か月前にはお茶通の常連客たちに予約注文され、一気に売れてしまいます。

 

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